焼き物のお話、陶器と磁器の特徴による違いなどのおはなし


焼き物の小話

普段の生活の中で、焼き物に触れない事はほとんどと言って良いほど無いでしょう。
今、身の回りにあるもの・・・ちょっと見てみて下さい。
ほら、たくさんありませんか・・?

今お茶を飲んでいる、その湯呑茶碗・・・
ご飯を食べるとき、朝コーヒーや紅茶を飲むとき、ご飯を食べるとき・・・。
そして、皆さんが住んでいる住宅に使われているタイル、お庭に咲いているかわいいお花の植えてある鉢、トイレの便器やお風呂場のバスタブ・・・。
このように焼き物で出来ているものは、身の回りにあふれているのです。

こんなにたくさんある【焼き物】でできた物たち・・・
そのなかにあなたのお気に入りはいくつありますか??
小さなひとつでも、あなただけのお気に入りの一品にしてみたら、すこし贅沢な気分に変わるかもしれませんよ・・・


陶器と磁器の違いと見分け方

焼き物は大きく分けて、陶器と磁器にわかれます。
陶器と磁器の一番の大きな違いは材料の違いです。
一般的に、陶器は土物、磁器は石物と言われています。

土物とは主に自然界に取れる粘土(地面を掘った時に出る粘土層)を原料とし、石物とは陶石と呼ばれる石の粉(ガラスの材料で使われる長石、けい石を多く含有する)に粘りを与えるために粘土を混ぜて使用するものです。
材料の違いはもちろん焼成後の特徴に変化を与えます。粘土を主原料とする陶器はたたくと鈍い音がしますが、石の粉を材料とする磁器は焼成後に半ガラス質となるため、たたくと高い澄んだ音がします。
材料の違いは、取り扱い方にも違いが現れます。

なお、当工房の作品は陶器です。

 

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